近年、障害のある子どもたちが通う特別支援学校に身体の介助だけでなく、医療的なケアを必要とする子どもたちが通えるようになりました。
気管切開や経管栄養などの処置を受けて、地域の中で普通に暮らしていくためには、親御さんの頑張り、ご本人の意欲、学校の先生方の深い愛情が不可欠だったことと思います。
そんな願いを持って、この20年障害のある人達と共にエゼル福祉会は頑張ってきました。
「さあ、卒業したら、その先は・・・?」この要望に応えたいという思いから、通所施設VOLOとショートステイの整備をしました。
施設の一角には「地域サロン」のスペースも確保し、地域の皆様のお役にも立ちたいと夢を膨らませています。
1階
2階
WILLを、そのままラテン語に置き換えると「VOLO(ヴォーロ)」となります。ボランティア(volunteer)は、VOLOの派生語で、元は自警団のことです。そこには「自分から進んで~をする。」と言う意志的な意味あいがあります。
VOLOのもう一つの意味は「飛ぶ」です。「心が望みを抱く時、瞬く間に心が飛ぶからである」と古代ローマの賢者が言いました。いずれも漠然とした希望や願いを越えるI will doの意味が読み取れます。
願いのないところ、事は起こらないし、事の実現には願いの強さが試されます。それがWILLあるいはVOLOからのメッセージだと思います。